副業インタビュー

時代に合った新しい働き方で地域企業の課題解決に貢献

プロフィール

氏名
佐藤 章哉(さとう ふみや)さん
会社名
株式会社Human Resource Design

今までの経験が自身を動かす力

私は小学生の頃に東日本大震災を経験し、学生時代は復興まちづくりのプロジェクトやボランティアに積極的に参加しました。関わった大人の方々が学生の私に成長の機会を提供してくれ、その経験を少しでも福島に還元したい、将来は地域貢献ができる人材になりたいと考えるようになりました。地域企業の人事を担当した際に非常に苦労した経験が地方副業を始めるきっかけとなりました。当時は経営者に近いポジションで人事全般の業務を担当しており、地方の人材不足を強く感じました。特に新卒採用の難易度が高く、中小企業の多くは同様に苦労していたのではないかと思います。そんな経験から、フルリモート・フレックスという環境を活かして、福島で頑張っている経営者の力になりたいと思い地方副業をはじめました。

プロジェクト終了後もサポートを継続

今回、マッチングサイトを利用して福祉事業を展開する企業様の新卒採用を支援させていただきました。近年は採用市場に大きな変化が訪れており、今回の企業様も就職サイトに頼らない採用の仕組み構築に関して課題を抱えていました。そこで、近年の採用市場の動向や採用手法のトレンドの知識の共有から始めました。その後、現状の棚卸、戦略立案、施策の実行までを行い、市場や環境の変化に合わせた採用活動の土台作りをサポートしました。支援中は企業様と一緒になって手を動かし働いたことで信頼関係を築くことが出来ました。数ヶ月間のプロジェクトでしたが、採用活動にマーケティングの概念を取り入れた採用マーケティングの効果を感じていただき、プロジェクト終了後も継続して支援をさせていただいています。

企業と副業者の歩み寄りが副業を成功させるカギ

私が副業をする上で大切にしていることは、一時的な価値提供ではなく、信頼関係を築いて企業様に長期的な価値や資産を残すことです。今回ありがたいことに採用以外のご相談もいただき、新しいプロジェクトが動き出しています。地方副業では、経営者と副業人材が互いにリスペクトを持って向き合うことが不可欠だと考えます。今は多様な働き方ができる時代です。私の働き方を一つのモデルとして、さまざまな関わり方があるということを発信していきたいです。まずは副業という形からでも福島に関わる若い世代が増えたら嬉しく思います。私自身、今後も副業を通して地方企業の成長、福島県の発展に寄与していきたいです。