副業インタビュー

どこでもできる仕事柄を活かして福島の力になりたかった

私は広報コンサルタントとして、企業の魅力を発信するお手伝いをしています。この仕事は主にSNSを活用し、広報活動のやり方や発信するうえでの企業の在り方についてアドバイスする仕事なので、オンラインで場所を問わず活動できます。そのため、私にできることがあるなら、ぜひ関わりたいという思いで福島県での副業を始めました。広報するものの価値をオンライン上で伝えることは難しいですが、「この場所」「この会社」「この人」だから意味がある、と思ってもらうためのキラリと光るマーケティングを行うことを心掛けています。

離れた土地であっても喜びを共有できることがやりがい

会津地方の企業とマッチングし、採用に向けたSNS運用の支援をしています。オンライン上でも実際に会社を訪れてみても、社員の方々の実直さやひたむきさ、誠実に仕事に向き合う姿勢が強く伝わってきます。その社風や人柄を最大限に伝えるため、採用活動が目的でありながらも、社員の方々の日常を発信し、条件面ではなく会社そのものに魅力を感じてもらえるようなSNS運用をご提案しています。 私は広報コンサルタントとして、外部の視点から助言を行う立場にありますが、「この会社の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」という思いを大切にし、会社の一員のような気持ちで取り組んでいます。SNSでの広報活動はオンライン上で完結することが多く、社員の方々とは離れた場所や限られた時間での活動になりますが、成果を共有し、その喜びを分かち合える瞬間に大きなやりがいを感じます。

皆さんにもふくしまの魅力に気付いてほしい

現在は、企業に寄り添いながらサポートを行う体制で活動していますが、優れたアイデアがあってもクライアントの都合などで実現に至らないことも少なくありません。今後は広報担当として自ら手を動かし、より実践的で効果的な支援ができる体制を目指していきたいと考えています。 「ここじゃなきゃダメだ」と思わせる、他社にはない独自の価値を発信することは、企業にとって非常に重要だと考えています。そのような価値を発信する企業が増えれば、福島の方々も「地元にはこんなに素晴らしい企業がある」と改めて気付き、地元での就職やUターンを希望する人が増えるきっかけになるのではないかと期待しています。