副業インタビュー
福島のあたたかさに恩返しをしたい
プロフィール
- 氏名
- 武田 雅恵(たけだ まさえ)さん
- 会社名
- のねこのて株式会社
移住をきっかけに福島に携わるように
元々は東京でフリーランスからの法人化し、活動していましたが、旦那の転勤をきっかけに旦那の出身地である福島県へ移住しました。せっかく移住してきたのだから地場に携わる仕事で貢献したいという思いで副業を始めました。様々な面で地方は首都圏に劣ると思われがちですが、福島にしか無いものもたくさんあることを実感しました。以前地方で仕事をした際、やりたいことを実現するための施策の提案までは進んだものの、事業者が実際に使いこなすイメージが湧かないという理由で契約に至らなかったことがありました。この経験を活かし、今回の案件では段階を踏んだスモールステップで支援することで成功させることが出来ました。実際の支援では、現地、電話、オンライン、メールなど使えるツールを全て利用し、即時対応を心掛けてサポートしました。最終的には「もうこれ以上はないところまでやってもらえた」と言っていただく納得の形で終えることができ、頼りたいときに頼れる人材であると思っていただけたことで事業者の方のお力になれたと思っています。
福島のあたたかさが大好き
福島での副業を通じて最も強く感じたことは、人があたたかいことです。何気ない所作や言葉にあたたかみがあり、流れる時間がゆったりしていて、福島に住む人々の心の余裕を感じました。副業を通して、私としてはできることを提供しているため特別に感じていなかったことでも、事業者の方から幾度となく「ありがとう、頼んでよかった」という言葉をいただきました。福島の地に根付いている、ちょっとしたことでも感謝を伝える習慣のおかげで大きなやりがいを感じながら事業を進めることが出来ました。実際に交流を重ねるうちに「あたたかい人にはあたたかいものを返したい」という思いを持つようになり、これまで以上に寄り添ったサポートを強く意識するようになりました。自分の経験を掛け合わせて成功につなげることが出来たことは私にとっても良い経験となりました。
福島の課題を一緒に解決したい
全国的に人手不足が嘆かれている今、福島県も例に違わずとにかく人が足りていないにも関わらず正社員として人を雇うことも難しいという状況だと思います。今後は、人を雇うまでではないが課題があるという事業者の方が「サポートしてくれる人材」として私のことを思い出してくださるような活躍をしたいと考えています。事業者の困りごと、働く人の困りごと、人を育てていく事業など、働くことに関して課題を抱えている福島の人に伴走する形でサポートできればと思います。福島県全体が良くなるために一緒に解決に向かっていく架け橋のような存在を目指していきたいです。