9月24日(日)、昨年に続きふくしまプロボノチームと安斎果樹園がタッグを組んで開催したイベントの第2回目、「100度FES! ~ピーチ餃子爆誕祭~」が盛大に行われました。今季からメンバー2人が新たに加わり、より強力になったプロボノチームのイベント前日と当日2日間の奮闘を、イベントの様子と共にお伝えします!
★イベント前日 二手に分かれて効率よく準備
イベント前日、プロボノメンバー4人が安齋さん宅に集まり、「ピーチ餃子仕込み班」と「買い出し班」に分かれて準備しました。
ピーチ餃子仕込み班は、レシピチームの稲田さんを中心に準備に取り掛かりました。
まずは、ピーチ餃子のタネ用とピーチクリーム用に桃を角切りにカット。ピーチ餃子1商品あたり1個分以上の桃が入っていますが、それを100食分用意する必要があるため、ひたすらカットしていきました。
また、トッピング用のミントを摘んだり、ピーチ餃子の作り方や味を確認したりして、翌日に備えました。
買い出し班には安齋さんが加わり、限られた予算と時間の中でいかに安くていいものを買うかを話し合いながら購入していきました。途中、安齋さんの機転で目当ての物をスーパーの方に譲ってもらえるなどラッキーが重なり、予算を大幅に縮めて買い物を終えることができました。
安齋さん宅に戻り、当日の準備や役割の確認などをした後は、会場の準備のため飯坂温泉駅に向かいました。
プロボノチーム始め各出店者さんが使用するテントやお客さんが使う長テーブルを搬入し終わった頃には日も暮れて、時計は18時を回っていました。明日はいよいよ100度FES!本番です。
★イベント当日 見事な晴天、100度FES!日和
晴天で迎えた当日の朝、安齋さん宅にプロボノメンバー全員が集合。軽くミーティングを行い、ピーチ餃子を作る班は安齋さん宅に残り、盛り付け&販売班と広報は会場へ向かいました。
ピーチ餃子を作る班は、レシピチームの井上さんを中心に手分けして準備を行いました。
ピーチ餃子は、なるべく焼き立てを提供できるよう一気には焼かず、計画的に焼くことにこだわりました。
焼き立てのピーチ餃子を約2キロ離れた会場まで車で運んだのは、100度FES!のウェブサイト制作を担当した竹浦さんでした。
一方、会場では前日に運び込んだテントや長テーブルを組み立てるなど、着々と設営が始まっていました。聖光学院高等学校の生徒や飯坂町商工会など出店者の皆さんも集まり、販売の準備を整えていきました。
プロボノチームのテントに掲示されたプライスカードは、運営チームの古田さん作成。デザインがかわいらしく、説明が分かりやすいと好評でした。お越しいただいた皆さま、ご覧になりましたか?
100度FES!開幕と同時に行列が
11時の開幕と同時にピーチ餃子の販売も開始。すると、お客さんが続々とやってきて、あっという間に行列ができました。ピーチ餃子、大盛況です。
ステージでは運営チーム、榊さんの司会進行でオープニングトークが始まりました。
安齋さんからはイベントの趣旨やピーチ餃子の説明が、稲田さんからはピーチ餃子の開発秘話やプロボノに携わった理由などについて話がありました。稲田さん曰く、「福島の桃の甘さに感動したこと、飯坂温泉名物・円盤餃子の美味しさと面白さに感動し、この2つを掛け合わせたら、ものすごく面白いものができるんじゃないか、というところから、このピーチ餃子は始まりました」とのこと。
会場のお客さんは興味深く話を聞きながら、ピーチ餃子を味わっていました。飯坂温泉のキャラクター・ゆげおも登場し、会場を沸かせていました。
アーチストたちが会場の温度を上げまくる!!
12時からは、泉崎村出身のシンガーソングライター・村民こだまさんと、ドラマー兼DJのアボカドさんが登場。「来なきゃ村々!泉崎村」などの楽曲と爆笑トーク、さらにピーチ餃子を食べてアピールするという大サービスで会場を大いに盛り上げてくれました。
DJタイムを挟み、13時30分からは、福島市飯坂町出身の歌うたい・タカハシマサキさんが登場。
「もっと熱くなりましょう!」との掛け声とともに始まったライブは、「ラヂウム玉子のうた」など飯坂温泉にちなんだ楽曲で構成。青空に映える透き通った声とギターの音色で、お客さんを魅了していました。
ライブが盛り上がる一方で、プロボノチームも頑張っていました。
安齋さん宅での準備班と現地で盛り付け&販売班が連携を取り、焼き立てのピーチ餃子を提供できるよう売り上げ状況をみながら焼く量を調整。パリパリ食感を楽しんでもらえるよう、手際よく調理を行っていました。同時に「ピーチ餃子いかがですか!」などと声掛けも積極的に行っていました。
また、当日急遽来れなくなってしまった広報チームの高石さんは、東京からSNSでの情報発信を続けていました。
時間はあっという間に15:00。いよいよ大トリ、DEFROCKさんの登場です。
公開リハーサルの段階からとてつもない熱量が伝わってきました。安齋さんのあいさつから始まり、飯坂温泉や農家にちなんだ楽曲を披露。人気の「トラトラトラ」では会場の全員でトラダンス。熱烈なアンコールもあり、持ち時間をノンストップで使い倒して熱い熱いステージが終わりました。
全ライブが終了したところで、ピーチ餃子の販売数は目標まで残り8食。イベント終了までの30分間で完売を目指して、さらに声掛けを続けました。
会場の温度、100度に達してイベント終了!
イベントの全プログラムが終了し、榊さんがご来場の感謝と共に閉会のあいさつをすると、お客さんから温かい拍手が。この時きっと、会場の温度は100度に達していたに違いありません。おかげさまで今年の100度FES!も充実したフィナーレとなりました。
安齋さんを始め、メンバーのみなさんが充実感、やり切ったことによる安堵感に包まれていました。
こうして、4月から始まった約5か月に及ぶふくしまプロボノチームによる2回目のプロジェクトが無事に終わりました。
最後になりましたが、ご来場いただいた皆様、ピーチ餃子を召し上がってくださった皆様、SNSで盛り上げてくださった皆様、取材に来てくださった報道関係者の皆様、関わってくださったすべての皆様に、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました!