副業人材インタビュー
地域課題の本質を捉え、観光の可能性を拓く
プロフィール
- 氏名
- 杉﨑 健太(すぎさき けんた)さん
- 職業
- フリーランス
現場を通して感じた地域課題の本質
これまで、訪日外国人向けメディアでプロモーション業務を中心に担当し、インバウンド向けのマーケティング支援やコンサルティングに携わってきました。海外からの旅行客への情報発信方法について多くの相談に対応してきましたが、実際には「旅行者が楽しめるツアーがない」「受け入れ側の体制が整っていない」といった、情報発信以前の地域課題に直面する場面も少なくありませんでした。そのため、事業者や自治体と対話を重ねながら、オーダーメイドでの企画や運営を手掛けることもありました。こうした経験を通じて、マーケティング支援だけでは本質的な課題解決につながらないと感じ、より幅広い領域に関わりたいと思うようになりました。独立して約1年半が経ち、現在は企業案件と地域支援の両方に取り組んでいます。
共通課題の中に光る地域性
前職でも福島に関わる機会が多く、思い入れのある地域だったことから、3つのプロジェクトに参加しました。各事業者とは主にオンラインでやり取りを進めましたが、事業の雰囲気や現場の状況をより深く理解するには、実際に現地を訪れることが大切だと感じています。3社ともインバウンドに関する課題には共通点があり、その一方で商材やターゲットはそれぞれ異なっていました。共通する課題の構造を捉えたうえで、各事業者の特性に合わせた対応が重要だと感じ、現場を想像しながら寄り添った支援を心がけました。現在は地方案件に関わる機会も増えており、遠隔で対応できる部分と、現地での対話が欠かせない部分の両方があると実感しています。特に地域のツアー造成などは、対面でのコミュニケーションを通じてこそ見えてくる要素が多く、今後も現場との関わりを大切にしていきたいと考えています。
観光の広がりと福島で感じた可能性
福島は首都圏から比較的近いこともあり、インバウンドに対して前向きな姿勢の事業者が多いと感じています。一方で海外のお客様への対応に不安を感じている事業者がまだまだ多いのも実情です。今回関わった3社は、それぞれ課題はあるものの、共通して前向きに取り組んでいる印象を持ちました。観光は多様な産業と密接に関わりがあります。旅行者が地域に足を運ぶことで、宿泊、飲食、交通など複数の産業に経済効果をもたらします。ツアーを作るだけでは十分ではなく、地域事業者の対応力やコンテンツづくりなど、全体の整備が必要だと考えています。また、観光資源があるのに活用しきれていない地域も多くあります。将来的には、生まれ育った地元に観光客と地域住民が交流できる場所をつくりたいと考えています。日本各地を訪れる中で、地域ごとに文化や歴史が異なることを実感しています。そういった背景が未来に引き継がれていくような仕組みづくりに携わりたいと考えています。
取り組んだプロジェクト
https://pro-fukushima.com/project_04/14513/
https://pro-fukushima.com/project_04/14792/
https://pro-fukushima.com/project_04/23954/








