副業インタビュー

リモートワーク促進の時代、副業は自己成長の機会にもなる

プロフィール

氏名
児玉 知之(こだま ともゆき)さん
会社名
外資系IT企業勤務

副業のきっかけは新型コロナウイルスの感染拡大の影響

私は外資系IT企業に勤務しており、新型コロナウイルス感染症拡大以降も、幸いなことに、リモートワークをしながら安定した生活基盤を保つことができていました。一方で、近所を散歩していると、閉店を余儀なくされた飲食店などが目に留まるようになり、大好きなアーティストのイベント休止、学校の休校といった、つらい話ばかり連日聞こえてきました。 リモートワークを始めた頃は、この状況が落ち着くのをただ待つだけの日々でしたが、社会や自己成長のためにも自分にできることはないだろうかと考えていた折に、福島県の副業人材マッチングサイトに出会いました。「まずは副業を始めて、私のような人材を求めていただける方のお手伝いをしよう」そんな想いで応募させていただきました。

副業先である飲食店の

今回副業することになった福島県郡山市の「どんぶり定食SHIORICH」は、昨年春にオープンして順調に成長していた矢先、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、大変厳しい集客状況でした。オーナーが1人で運営されていたこともあり、SNSやウェブサイトの運用が片手間になるなど、多くの課題を抱えていました。前提がリモートワーク、かつ得意領域のIT・デジタルマーケティングだったこともあり、SNSや各ウェブサイトの運用方針の決定から運用、分析、改善までを一貫して行う形で関わることになりました。 2週間に一度、オンラインでミーティングを実施し、例えば、新型感染症対策のポスター制作やPayPay Pickupの導入、Go To Eatキャンペーン周りのマーケティングといった様々な取り組みのお手伝いをさせていただいております。

経営者目線をもつことで成長できました

今回の副業の一番の利点は、経営者目線で携われているということです。 オーナーのお店に対する想いや課題をヒアリングし、飲食業界についても学んでいく中、「自分だったら何をするか」「やりたいことを成功させる最良の方法はなんだろうか」といった視点で施策提案をするという経験が、本業の自己成長にも繋がっていると強く感じています。また、私の住んでいる東京と郡山ではありとあらゆる生活基盤が異なり、飲食業界で言えば、Uber Eatsや出前館といったデリバリーサービスよりも、ローカルコミュニティサービスの方が実際の利用者は遥かに多いといった違いを発見することもやりがいになっています。

関わり続けることが自分の成長になる

私は、歴史や旅行が好きで、特に会津若松の文化や猪苗代湖の壮大な風景が好きです。 東日本大震災で大変な経験をされた方も多いと思います。そこを乗り越えた方々の力強い生き方を学ばせていただきながら、これからも福島のため、自分の成長のために支援しつづけ、福島とより良く関わっていきたいと考えています。